電動キックボード 選び方、スペックの見方

電動キックボード おすすめの選び方、スペックの見方、選ぶポイントは?

特定小型原付用のモデルが各社から発表されており、早い会社は7月中の納品が始まっております。更に今後秋頃までにどんどん納品されていく見込みです。
もうすでにレンタルシェアで電動キックボードを楽しんで自分でも買ってみよう!とか、各社特定小型原付モデルが出揃った感がありますので、そろそろどれにしようかな?って、比較段階に入っている頃の人も多いかと思います。
色々なモデルが発表されていくのは楽しみですが、いざ購入段階では非常に悩みます。
どう選べばよいのか?スペックを見ても何をポイントに見ればよいのか?おすすめのスペックは?など、手元に車種がありませんが、色々な車種を比較するにあたってのポイントを解説しますので、検討の参考になれば幸いです。

電動キックボード 選び方、スペックの見方

 

 

電動キックボードのスペックの見方

まずは、モデルの仕様、各スペックについて比較して見ていきましょう。
それぞれのメーカーが苦労の末、たどり着いたそれぞれのモデル仕様です。
どれにも言えることですが、一長一短あります。
みなさんがどれを優先するのか。という部分で参考になればと思います。

電動定格出力

電動キックボード 選ぶポイント?電動定格出力画像引用 YADEA

バイクや車でいうエンジン、パソコンで言うとCPUかな。
まぁ、電動キックボードは走るものですので、スピードやパワーに直結します。
一般的には、大きい方がパワーがあり、スピードが出る。という感じですが、特定小型原付の場合には最大20km/hまでと決まっていますので、スピードに直結する。という感じではありません。
現在では250Wの(MF-EKRSA01RW-BK)から600Wまであります。
スピードに直結しないのだったらどれでも一緒では?
と思われるかもしれませんが、例えば同じ20km/hでずっと走っているとしても、高い電動定格出力のほうが余裕をもって走っていることになります。
また、平坦な道ではあまり変わらないかもしれませんが、坂道などを駆け上がるパワーというものもこの電動定格出力に影響してきます。
トレードオフとしてバッテリーの消耗が早くなりますので、そのあたりもみなさんがどちらを優先なさるか。ですね。

バッテリー

電動キックボード 選ぶポイント? バッテリー画像引用 BLAZE

バッテリー性能や容量など、それぞれのモデルで違います。細かい仕様でいいますとバッテリーの電圧や電流が違います。
単純に大型の方がバッテリーの持ちが良い。ということになり、長い距離走ることができる。とか、充電する回数が少なくなる。ということに繋がります。
ただし、トレードオフとしては、大型になりますと重くなりますので、車体の重量が増えてしまったり、収納するために車体が多くなることもあります。
バッテリーの大きさの影響としては、先に上げた最大航続距離が変わってきます。
また、充電時間にも影響を与えます。
このあたりは、ご利用パターンでお考えになられてはいかがでしょうか。
いつも行く場所の往復で最大航続距離が足りないのでしたら、そのモデルはあっていません。
往復してもあまる。という十分な距離であれば、バッテリー容量などはもう少し小さいモデルでも大丈夫でしょう。
それと、バッテリー充電については、急いでいる場合の充電時間は非常に重要です。
一番早いもので3.5時間、長いもので8時間というものもあります。
充電というのは面倒なものですが、バッテリー切れを起こさないように、乗ったあとはバッテリー残量を確認して、
早い目に充電するように心がけましょう。

あと、バッテリー関係では、バッテリーを外すことができるかどうか。というのも選ぶポイントの一つです。
玄関近くにコンセントがない場合、本体を玄関口に置いておいて、バッテリーだけ室内で充電することが出来ます。
本体を玄関に入れなくても大丈夫です。(盗難にはご注意を)
そういた充電での利便性に加え、もう一つ重要なことがあります。
それは、バッテリー交換がしやすい。ということです。
メーカーなどから新バッテリーを購入すると、自分で交換ができます。
バッテリーが取り外せない車種だと、バッテリーのためだけに車体ごとメーカーに送ったり、近くの販売店に持ち込んだり。
というようなことが意外と費用も含めて、面倒なことになります。

タイヤ

電動キックボード 選ぶポイント? タイヤ画像引用 KINTONE

タイヤは、乗り心地にかかわる重要なものです。
まずは、タイヤサイズ、8インチ~10インチが主流です。数字の大きい方がタイヤが大きいです。
タイヤサイズの大きい方が段差に有利になります。
ちょっとした地面のへこみなどの段差もインチ差が出るところです。
それと小さい方が小回りがききそうですが、少しハンドルを傾けるだけで敏感に反応しますので、慣れた人にとってはそれほどでもないですが、あまり乗り慣れていない人にとってはフラフラしてしまう原因にもなります。

次いで、タイヤの種類、ノンパンクとかチューブレスタイヤなどと呼ばれていますが、タイヤがパンクしづらい構造の方が、長く乗るにつれてメリットを感じます。
タイヤパンクした際に、近くで修理できる専用店があればよいですが、タイヤサイズ等から考えて専用のチューブを近くの自転車屋さんやバイクショップが持っているとは考えにくいです。
メーカーから送ってもらうことになります。それでも自分でパンク修理ができればよいですが、出来ない場合はメーカーに車体ごと送る。ということになります。パンクしづらいタイヤだったらその回数が極端に少なくなります。
ただし、ノーパンクタイヤもすべてが良いというわけではなく、種類によりますがトレードオフで乗り心地が良くない。ということがあります。段差などのショックを吸収しない場合があります。
このあたりは、どのメーカーのどのタイヤ種類が良いのか。というのがわからないまま購入することになると思いますが、もしモデルのレビューなどがあれば参考になります。

最後は、タイヤの幅です。ワイドタイヤと呼ばれるもので、太いほうが安定します。
ただ、絶対にワイドタイヤ。ということでない限り、これだけでそのモデルを選ぶメリットは少ないかもしれません。

サスペンション

電動キックボード 選ぶポイント? サスペンション画像引用 BLAZE

タイヤサイズで乗り心地や段差について書きましたが、サスペンションという段差などのショックを和らげる機能がついているモデルがあります。前後もしくは前輪にのみ付いていて、段差に当たった際に、直接ハンドルを持っている手~肩に衝撃が来ます。
これを和らげてくれますので、乗り心地はかなり違います。できるのならこの機能があるモデルを選びたいです。

折りたたみ

電動キックボード 選ぶポイント? 折りたたみ画像引用 MEISTER.F

ほとんどの電動キックボードは折りたたみができるモデルです。
当然のことながら、折りたたむことで保管する際に、持ち運びする際に便利になります。
サイズ的に、かなりコンパクトに畳めるモデルも存在します。
主にハンドル部分をどの様に折り曲げるかが各社アイディアを出すところです。
ハンドルがだいたい真ん中から折り曲げることが可能になり、それらをロックして折りたたみ計上を維持する。というような仕組みです。
「3ステップで簡単折りたたみ」など各社のアイディアが詰まっています。
簡単に折りたたみできるものから、ちょっと手間がかかるものまでありますので、しょっちゅう折り曲げる使い方をするような場合には、折りたたみのしやすさ。という点は、気をつけたいポイントです。

車体サイズ、重量

電動キックボード 選ぶポイント? 車体サイズ、重量画像引用 SWALLOW

車体の基本的な部分ですが、サイズに関しては、もし何らかの制限(例えば折りたたんでこのサイズでないと車に載せれないとか)がある場合、チェックしておきます。
重量も軽いほうが良さそうですが、やや重いほうが安定した走行ができます。
重量というとやはり持ち運びですね。移動元から移動先まで持ち運ぶことがなければあまり気にする必要はありません。
折りたたんで階段で移動するとか、そういった事がある人はできるだけ軽い車種を選びましょう。
一般的には20kg前後が多いですが、女性などは軽い目のモデルのが扱いやすいかもしれません。

椅子

電動キックボード 選ぶポイント? 椅子画像引用 KICK ZONE

これは好みなどによって分かれます。
そもそも立って乗る電動キックボードですから、長時間・長距離を走ることが少ない。
という乗り方であれば、椅子はなくても良いでしょう。
何分立って乗って疲れないか。というのは人によって違いますので一概に言えませんが、
20~30分程度連続で乗る場合には、椅子はあったほうがよいかもしれません。
ただ椅子が低すぎたり、身長とのバランスでハンドルが肩より上になるようですと、逆に肩が疲れちゃいます。

また、楽ちん。という意味での椅子あり。という解釈が多いですが、意外と運転中安定するのです。
流石に自転車とまではいきませんが、パッと両足が出せる。というのもメリットではあります。

ブレーキ

電動キックボード 選ぶポイント? ブレーキ画像引用 E-KON

ブレーキの操作方法自体は、ほぼどのモデルも一緒です。
両手にレバー形式で前輪用、後輪用が装備されています。
あとは、ブレーキの種類があります。
主なものとしては、ドラムブレーキとディスクブレーキの2種類です。
2つを採用しているモデルの場合、ドラムブレーキは前輪に、ディスクブレーキは後輪に装備されていることが多いです。逆のモデルもあります。
一般的には、ディスクブレーキのほうが放熱性に優れており、安定した制動力が得られるとされています。
前後にドラム式を採用しているモデルは1モデルだけですが、前後ディスクブレーキというモデルは結構あります。
さらにディスクブレーキには、機械式と電子式があり、機械式のほうが構造が簡易であるため、販売店などでのメンテナンスが可能の場合があります。

防水性能

電動キックボード 選ぶポイント? 防水性能画像引用 COSWHEEL

今のところ完全防水という電動キックボードはありませんが、防水・防塵規格が発表されているモデルがあります。
規格には等級があり、IPX4などというようないくつかありますが、発表されている場合にはなんらかの生活用防水などがつけられています。
ちなみに等級は、4桁となっており、IPのあとの2桁は防塵と防水の性能を表します。
「X」となっているのは、防塵か防水の性能を省略している表記です。
例えば、「IPX4」だと防塵レベルが「x」防水レベルが「4」となります。
数値は大きい方が性能が高いです。
大雨で乗ることはあまりないでしょうが、急に雨が降ってくる。ということもあります。
できれば、何らかの防水等級があるものを選んで下さい。
防水性能がついているとはいえ、雨天での運転は危険ですから乗らないようにして下さい。

走行モード

電動キックボード 選ぶポイント? 走行モード画像引用 KICK ZONE

特定小型原付では、最高速度が20km/hと決まっていますが、一部の歩道を6km/hで走行できる特例特定小型原付という区分もあります。
それぞれのモデルが最高速度6km/hしか出せないモードを装備している場合、一部の歩道が走行できます。
この6km/hモード(いわゆる歩道モード)が必要かどうかは、個人でも違うと思います。
6km/hというのは、結構遅いですし、電動キックボードだとフラフラするようなこともあるかもしれません。
だから不要。ということではなく、どうしても一部歩道を走行せざる得ない場所もあるでしょうし、一応両方のモードがあるモデルのほうが良さそうには思いますが、最初から6km/hで一部歩道を走行しない。と決めている場合は不要でしょう。

オプション

電動キックボード 選ぶポイント? オプション画像引用 COSWHEEL

大きくはないですがカゴをつけれたり、持ち運び用の専用バッグなどを販売しているモデルもあります。
モデルによっては元々ついている装備も、メーカーに寄ってはオプションとして追加購入することも可能です。
オプションが豊富な方があとあとカスタマイズが可能です。あまり種類はありませんが・・・

電動キックボード 価格

電動キックボードの価格は各社、各モデルピンキリです。
なぜココまで安くとか、高くとか。。。本当にいろいろあります。
もともと前モデルで使用していたパーツを流用することで価格が安くなることもあるでしょうし、新たにパーツを開発する必要があり価格が高くなることもあります。
高ければ良い。ということではなく、価格の予算はもちろんあると思いますが、今まで説明した各スペック(パーツ)でご自身の利用方法にあったものをチョイスしていって、あとはみなさんのご予算範囲で。。。

 

 

特定小型原付用のスペック(パーツ)の説明をさせていただきました。
より詳しく、電動キックボードの公道可能な条件を知りたい場合は、下記もチェック下さい。

 

 

メーカーや販売店の状況

電動キックボードのスペックから外れますが、購入するポイントは色々あります。
重要と思われるものを少し解説致します。

保証

電動キックボード 選ぶポイント? 保証メーカーが保証期間を設けている場合があります。
30日や半年、一年などとメーカーにより違いますが、なんらかの保証期間があるメーカーのほうが安心できます。
どのような場合でもたいてい消耗品は除かれますが、なにが対象になっているか確認した方が良いですね。

販売店/修理店

電動キックボード 選ぶポイント? 販売店/修理店メーカーや販売店が近くにあるかどうか、販売店が修理などが可能かどうか。
販売店でなくても修理ができる場所が近くにあるかどうか。
これは、非常に重要な内容です。
修理ができる店などが近くになくても、メーカーが近ければ自分で持ち込み可能です。
修理やメンテで、その都度車体を配送して送る。というのも送料なども考えますとなかなか大変です。
電動キックボードは、大げさではなく命を預ける乗り物ですので、メンテナンスも必要です。
近くにメーカーもしくはメーカーが指定している店がある方が良いですね。

パーツ取寄ができるのか

電動キックボード 選ぶポイント? パーツ取寄ができるのか画像引用 SWALLOW

メーカーに寄りますが、ご自身もしくは近くの何らかの店で修理やメンテ、パーツ交換を行うことができるとしても、パーツをメーカーが販売していない場合もあります。もちろんパーツによりますが、一般的なタイヤ関係、バッテリー、ライト関係、ブレーキレバーなど、簡易に交換できるようなものは、パーツ販売しているメーカーが良いですね。

 

特定小型原付用のスペック(パーツ)以外の説明をさせていただきました。
いざ買うとなると、販売店、ネットショップ?価格は?など、
どこで買うのが良いのかなどのおすすめを説明している下記もチェック下さい。

 

 

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